陶芸教室の1日体験では、初心者でも簡単に作る事が出来るお茶碗や湯呑を体験するのが一般的です。
ですが、もしその陶芸教室が信楽にある場合は、1日体験でもたぬき作りを体験出来る教室がたくさんあります。
なぜかというと、信楽焼きと言えば、たぬきをイメージする人が多いぐらい人気があります。

たぬきには「他を抜く」という意味があり、商売繁盛の縁起担ぎとしてお店の軒先に置かれています。
信楽焼きでたぬきの置物が作られるようになった理由の1つに、その粘土の性質が関係しています。
信楽の粘土は、可塑性が強く粘性があるため細工がしやすいのが特徴です。

そのため大きな器や小物作りに適しているため、陶芸もバラエティに富んだ品揃えとなっています。
また信楽焼きの粘土は特有の土味があり、温かみのある火色とビードロ釉の焦げの色合いが愛嬌のあるたぬきを作りだします。

たぬき作りは難しそうと思うかもしれません。
ですが陶芸教室によって、難易度にバラつきがあり、素焼きに対して色付け、絵付けのみ行う体験。
もしくは型押しでたぬき作りを体験する場合も、たぬきの型があるので初心者でも上手に作る事が可能です。

イチから全て手作りで、売り物のように上手なたぬきを作る事は難しくても、
粘土でオリジナルの愛嬌のあるたぬきを作る事は可能です。
せっかく滋賀県の信楽で陶芸教室に通う機会があれば、
他の地域では体験できないたぬきの置物を作る事をオススメします。

たぬきの置物以外にも、陶芸教室の1日体験で、変わったものを作りたい。
そんなふうに思っている人に、オススメなのが灯り作りです。

灯り作りも信楽焼きでは一般的で、タタラ作りの技法を用いて粘土を板状に伸ばして作るランプの事です。
粘土を型に巻き付けて筒状の状態にし、そして灯りが漏れるように表面に穴をあけるなどのデザインを施します。
灯り作りは、電球のそのままの光と比べて柔らかい光となり、
灯り作り1つで部屋の雰囲気を大きく変える事が出来るでしょう。

陶芸=器を作るというイメージがあるかもしれません。
ですが信楽焼きのように小物や雑貨を作る事で、
食事以外のシーンでも部屋のインテリアとして陶芸に触れる事が出来たら素敵ですよね。

今回は信楽のたぬき作りと灯り作りを紹介しましたが、
陶芸教室は地域によって適した粘土、伝統的な技法、器の種類などが大きく異なります。
なので、普段から自宅近くの陶芸教室に通っていて、陶芸は趣味だという人も
旅行の際にその地域の陶芸教室で1日体験をする事で得られる事はたくさんあるはずです。
それに旅行の思い出として記念に残るのもいいですよね。