一般的に陶芸教室と言えば、日本の伝統的な陶芸の技法を教えてくれます。
そのため茶碗や湯呑など、和の器を作ります。
しかしながら、陶芸は日本だけでなく、世界で作られていて、西洋で作られる陶芸は西洋陶芸と呼ばれます。

人によっては、西洋陶芸を習いたいという人もいるかもしれません。
全国的に西洋陶芸教室の数は、少ないですが自宅から通えるところに教室があるか探してみて下さい。
ではそんな西洋陶芸教室がどのような事を教えてくれるのか、紹介していきます。

西洋陶芸は粘土にも特徴があり、マイセラと呼ばれる純白の西洋磁器粘土を使用して作ります。
西洋陶芸は、器に限定されずに、陶花や人形をモチーフとした繊細な作品が多いと言えます。
人形を作る際に、レースや布の質感までを磁器で表現する事が可能です。

また絵付けでは、金彩やプラチナも使用するため、繊細でありながら華やかさも兼ね備えています。
ただし金彩やプラチナの仕上げは、西洋陶芸の中でも最高技法なので、
初心者は経験を積んでから挑戦する事になるでしょう。

そもそも西洋陶芸の歴史は古く、古代ギリシア時代から陶芸が行われてきました。
そして現代でも、西洋食器ブランドのマイセンは、世界でも非常に人気が高いブランドの1つです。
マイセンは、ヨーロッパで初めて硬質磁器を生み出す事に成功しました。

硬質磁器を生み出す事に成功した理由は、原料にあり、カオリン、石英、長石を泥状にして、粘土を作ります。
特にカオリンが重要で、その割合は全体の65%を占めています。
カオリンによって、マイセンはその白さと硬さを持った磁器を作り出す事が出来るのです。

マイセンは、食器や花瓶は手動式の回転ろくろや蹴ろくろを使用し、電動ろくろは使用しません。
また人形の場合は、粘土で形を作り、石膏型で起こします。
この石膏型は、マイセンの初期の天才造形家が考案したモノが、現在でも同じ手法で作られています。

マイセンの絵付けは、下絵付けと上絵付けの2回の絵付けが行われます。
下絵付けは、素焼きのすぐ後に行われるので、レンガのような状態のところに絵付けを行います。
そのため非常に難易度が高い技法で、マイセンの熟練の職人でなければ作る事が出来ません。

そして下絵付けの後に釉薬をかけて、本焼成を行います。
上絵付きは本焼成の後に、絵付けを行う形になります。
マイセンの工房では、絵付けには1万色もの顔料を使用し、組み合わせる事で様々な色を表現します。
だからこそ、植物や花、鳥や風景などが複雑な色合いで絶妙なニュアンスを表現する事が出来るのです。

日本の陶芸と西洋陶芸は、技法やデザインが大きく異なるので、西洋陶芸に興味がある人は、
西洋陶芸教室を選ぶようにして下さい。