日本には全国各地に、陶芸で有名な街がいくつも存在しています。
陶芸で有名な街には、陶芸に適した粘土質の土地が豊富にあるという共通点があります。
そして陶芸が有名な街には、多くの窯元が存在し、陶芸教室の数も多いと言えます。

そのため陶芸で有名な街の方が、質のいい材料が安価で手に入るというメリットもあります。
さらに陶芸教室の先生のレベルも高いため、陶芸を始めるのに適した環境だと言えます。
また陶芸を学ぶという事は、その土地の歴史や文化に触れる事でもあります。
自分が住んでいる土地についてよく知る事で、その土地をより深く愛せるようになったら素敵ですよね。

では陶芸で有名な街とその特徴をいくつか紹介していきます。
陶芸に詳しくない人でも「有田焼」という言葉を聞いた事がある人は、多いのではないでしょうか?
「有田焼」とは、佐賀県の有田町で製造された磁器の事です。
伊万里焼や肥前焼きと呼ばれる事もありますが、400年の歴史の中で時代とともに呼び方が変化したためです。

有田焼の製作は分業で行われるのが基本です。
そのため各分野のスペシャリストが存在し、伝統の技法を継承し守ってきました。
特に本焼成が終わった釉薬のガラス質の上から、上絵付けを施す製法は、江戸時代の有田焼から始まったと言われています。
当時の磁器は単色のみだったため、多彩色が可能になった事は画期的な出来事でした。

有田焼に並んで、「瀬戸焼」も日本を代表とする陶器です。
1000年以上の長い歴史があり、釉薬をかけて陶器を製造するようになったのは、瀬戸焼が最初と言われています。
そのため瀬戸焼には、釉薬への拘りが強い事が特徴だと言えます。

例えば灰釉は、植物の灰を使用した釉薬です。灰の中には不純物が含まれるので、
酸化焼成を行うと淡い黄色になり、還元焼成を行うと淡い青色になります。

鉄釉は、言葉通り酸化鉄を使用した釉薬です。
鎌倉時代に使用されるようになった製法なので、歴史が古く「古瀬戸」と呼ばれています。
鉄の量の影響で、黄褐色~黒色になります。
他にも様々な釉薬を駆使して陶器を製造するため、釉薬に興味があるという人は「瀬戸焼」がオススメだと言えます。

陶芸教室は、陶芸で有名な街に多く存在しています。
そのため陶芸が有名な街で、陶芸教室に通う場合はその陶芸スタイルは明確ですよね。

ですが陶芸で有名な街ではないところで、陶芸教室を学びたいと思った場合は、
陶芸教室の先生がどの街で陶芸を学んだのかによって、
陶芸のスタイルは大きく異なってきます。そのため陶芸教室を選ぶ時には、
先生のプロフィールや経歴も確認するといいでしょう。